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ラーメン備忘録16
溜まってきたので、久々のラーメン記事です。



●らーめん大山 海老名SA店@厚木…えびしお→90点


サービスエリアとは思えないクオリティ。
あっさりしていて、けれどもしっかりとした黄金色のスープは、えびの香りがすごく効いている。
えび自体は具には入っていなくて、香味油として使われているようだが、とてもそうとは思えない。
しかも、これだけ主張しているのにくどさを感じない。絶妙なライン。
塩系は、尖った味がするものは苦手なのだが、これはそういうことなく、本当に美味しかった。
場所柄少々高いが、大満足。もう少し量があればもっとよかったかな。


HP→ラーメンデータベース





●らーめん獅童0@松戸(閉店)…味噌つけめん→75点


無難といえば無難だが、それなりに美味しい。
職場から近いので、また行きたい。
・・・と思っていたが、閉店してしまった模様。残念。


HP→ラーメンデータベース





◎東洋水産…マルちゃんシリーズ でかまる辛もやし豚骨ラーメン→89点

でかまる辛もやし豚骨

もやしをウリにしているこのシリーズはもやしのシャキシャキが最高!
味も無難ながら、とても好みの味。
麺のチープ感は否めないが、それを補うだけの美味しさ。
せっかくだから、もやし以外の具と麺は、もうちょっと多い方がいいかな。






◎エースコック…スーパーカップ1.5倍 冬盛り牛すき焼き風うどん→80点

スーパーカップ冬盛り 牛すき焼き風うどん

肉もどき、麩、ねぎ、ごぼうと、具は至ってシンプルだが、甘辛い汁との相性は〇。
思ったよりサッパリしているのも飽きなくてよい。(物足りないと感じる人もいるかも)






◎ヤマダイ株式会社…ニュータッチシリーズ ラーメン山岡家特製味噌ラーメン→50点

ラーメン山岡家 特製味噌ラーメン

つくばで本家(チェーン店)を食べたことがある。
ランキングに載るような、洗練された豚骨味噌ではなく、臭い。けど、何か癖になる…!
それが山岡家の印象だった。
が、これは、全く臭いがしない。
もちろん「豚骨味噌スープ」と書いてあっても商品名は「味噌ラーメン」だから、そんなに豚骨臭を期待していたわけではないが、
ここまで何もないと、ただの味噌ラーメン。
不味くはない。けれど、これは山岡家ではない。







◎寿がきや食品…冬季限定コク塩ラーメン→90点

冬季限定コク塩ラーメン

この会社の名前は聞いたことないな。初めてではないだろうか。
麺のショボさは気になるが、スープがとにかくウマい!
具は、カップ麺では初めて食べた気がする、白菜。塩に合っていてウマい。
他にも、フライドガーリックに焦がしタマネギ、ネギ、唐辛子。すべて味が立っている。
量が少ないのは気になるが、バランスがよく無駄がない。







◎サンヨー食品…サッポロ一番名店の味シリーズ 中華そば青葉中野本店→80点

中華そば青葉中野本店

青葉は、本店ではないが実食したことがあったが、何年も前で味もすっかり忘れていた。
どれだけ再現できているかと言えばそれは難しいが、忘れていた味を思い出せるくらいにはよくできていた。
とにかく、麺。
平打ちのノンフライ麺は、舌触りも味もストライク。
スープは、さすがに本物とまではいかないが、魚の香りがしっかりする。
具は、量も質も必要最低限といった感じだが、麺1.5盛というだけあって、麺とスープで勝負した商品なのだろう。
麺は本当に美味しかった。







◎ヤマダイ株式会社…凄麺 京都背脂醤油味→85点

凄麺京都背脂醤油味

具はいたってシンプルで、チャーシューとメンマがちょこっと。そして大量の後のせネギ(フリーズドライ)
これがなかなか!
量も香りも◎
スープは、背脂を期待する人には物足りないと思うが、ニンニクの香りや辛味もあって、シンプルながら奥深くて、飽きのこない味。







◎日清食品…八王子ラーメン→70点

八王子ラーメン

普段は食べない醤油系だが、たまにはと思い購入。
具は玉ねぎ、チャーシュー、のり、メンマとシンプル。
後のせ玉ねぎはそれなりに香りと食感を楽しめました。
小麦色のつるつるストレート細麺も好みでした◎
これといったインパクトはないけど、まぁまぁかな。







◎明星食品…ラーメンの底力 極塩スープと太麺→70点

ラーメンの底力 極塩スープと太麺


スープもシンプルだけど好きな味だし、平打ち麺も大好きだし、ほろほろとした鶏団子もよかった。
けれど、完全に名前負けしている。
パンチがない。






+++++++++++++++++

★点数の目安

無難=70点、無難+ちょいウマ=75点



★記号

●→店舗
◎→インスタント

テーマ : ラーメン
ジャンル : グルメ

tag : ラーメン

新・人間の証明 上下
『新・人間の証明』 森村誠一 ★★★★☆



仕事で来日中の中国人女性通訳・楊君里が、深夜、都内のタクシーの中で突然苦しみだし死亡した。自殺か他殺か、そしてなぜ“レモン一個”が残されていたのか?
麹町署の棟居は、彼女が持っていた本から、元陸軍少年見習技術員だった作家と出会う。そして、その男のペンネーム、ナミハジメからたどりついたのは、恐ろしい秘密をかかえた細菌戦研究機関・第731部隊であった。厚いベールに包まれた731部隊の全容を暴く渾身の大長篇。(上巻裏表紙より)









このような作品についてレビューをここに書くべきかどうか、本当は迷った。
けれど、もともと備忘録として始めたブログなのだから、やはり記録として残しておこうと思う。



この作品はミステリーという形をとっているが、芯にあるのは犯人捜しでもミステリーとしての巧妙さでもなく、731部隊である。731部隊の全容と、それに関わった人間の姿を通して、人間の尊厳とは何かを問いかけている。
形としてはフィクションだが、史実をベースに作られている。

こういった作品を読むのに慣れておらず、登場人物が非常に多いこともあり、最初は読むのにとても苦労したが、下巻からは一気に読んだ。
これだけ登場人物が多く、場面が移り変わる中で、一つの作品として緻密に練られており、作者の気迫を感じる。
ただ、731部隊の全容に比して、事件そのものの結末や犯人の動機が、あまりにもお粗末だったように感じられた。
もちろん、作中では結局闇の根幹を捉えることはできなかった、とあり、だからこそ虚しさを感じるわけだが。
作中の「事件」と731部隊の関係がややこじつけた感が否めなかったのも、そもそもの軸が731部隊にあるのだから当たり前といえば当たり前だが、純粋に作品として読むとするなら、モヤモヤが残る。
それゆえの☆-1。



どこまでが事実で、どこからが虚構か。作者の見方には賛否あるようだが、私は専門家ではないのでここでそれをどうこう主張する気はない。
作者は、731部隊の行っていたことのおぞましさ、そしてそういうことをするのは特別な人間ではなく、ごく普通の人間であること、つまり、私たちの心の中に鬼はいるのだということ、そのような私たち人間の尊厳とは何か―そういったことを伝えたいのだろうとは思う。
ただ、読みながら私が一番思ったことは、別のことだった。



作中にあったような731部隊の行為が糾弾されるとすれば、それは主に人体実験などの「非人道性」による。
巻末の下里正樹氏による解説では、生還者の有無をナチスのアウシュビッツと比較する記述があるが(p313)、たった一文とは言え、研究を目的とした731部隊の行為と殺害そのものを目的としたナチスのホロコーストを並べることには、大いに疑問を感じる。(誤解のないように書いておくが、だからといって作中に出てくるような731部隊の行為を正当化するつもりはもちろん毛頭ない。)
作中では、731部隊の所業がいかにおぞましいものであるかが淡々と綴られる。
実際には、感情的な記述は棟居の視点でしかなく、「おぞましい」と感じるのは読んでいる私たちの方なのであるが、なぜそれを私たちは「おぞましい」と感じるのか。

それは、人間を人間として扱っていないからであり、命を命として扱っていないからである。

では、それが人間でなければよいのか。私たち人間が、生きるための必要最低限以上に、自分たちの娯楽や好奇心や利益の為に他の動物の命を奪うことは、なぜ暗黙のうちに許されているのか。
研究の為に、動物の命を犠牲にすることなど、間接的にであれば、私たちはみんな日常的に行っている。
いざその現場を見ればかわいそうなどと言ってみるが、化粧品を使うし、薬を飲むし、服を着るし、もっと日常的な場面は蚊をつぶす。目を背けているだけである。
中には、それをすべてやめ、動物の肉を食べるのさえやめる人もいる。正直笑ってしまう。植物だって立派な命だ。(余談だが、個人的には、生物としては動物や人間より植物の方がよっぽど貴いと思う。)

植物はなぜいいのか。感情がないからか。鳴き声を上げないからか。動いていないからか。生きていくために植物を犠牲にすることはやむを得ないからか。
動物はだめで、植物は仕方ない。一体、その「命」の基準は、誰が決めたのか。答えは、あるはずがない。一人一人違うからだ。

この本を読みながら一番思ったのは、人間の尊厳云々よりも、命の価値とはなんなのだろう、ということだ。
「同じ人間」への所業が残酷に描かれれば描かれるほど、心は人間の外に向く。
命の価値の基準も、残酷であるかどうかも、結局は全て人間が決めている。そう考えると、人間の言う「尊厳」そのものがそもそも虚構に過ぎないのだ。そこに、絶対的な答えなどあるはずがない。
他の生物は、生きていくことと子孫を残すことそのものが存在意義なのであり、そこに感情論的な価値など求めていない。

そこまで考えてしまうと、つくづく人間とは虚しい生物だなと思う。






==============

読書とは、著者の魂との邂逅である。(亀井勝一郎『読書論』)






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tag : ハルキ文庫 人間の証明 森村誠一 戦争

なんとなく一言
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映(えい)

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    ラーメンを食べながら、時々本を読む社会人。
    心を揺さぶる本、価値観を変えてくれる本、爽やかさとともに苦さや切なさを感じさせる本、表現が美しい本、静かな感動を起こしてくれる本、心の奥深くに沁みる本、重さの中にも透徹した雰囲気を持つ本、知的好奇心をくすぐってくれる本、が好きです。


    おもしろそうなのがあったので始めてみた→コトノハ



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