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生物と無生物のあいだ
『生物と無生物のあいだ』 福岡伸一 ★★★★★



生命とは何か?生命科学最大の謎に迫る!
生物も無生物も、原子から成り立っている。しかし我々は瞬時にその違いを見抜く。
いったい何が両者を分かつのか?
ミステリー仕立てで読ませる分子生物学入門!
(Amazonより)









大学の頃、仲間たちの間で話題になった本。

生物を一通り習った理系の高校生以上にオススメ。
教科書で味気なく習った内容が温度を持って感じられるだろう。
また、理系出身の身なので、「研究者あるある」とでも言うべき、思わず膝を打ってしまうエピソードも随所にあって楽しめる。(博士号と足の裏の米粒のくだりは、最高だった)



例えがわかりやすく、前半は、生物を習っていなくてもある程度はわかるだろうが、習っているとより面白い。
後半は概念的なことよりも具体的な実験内容が多くなるので、知識がある程度(高校生物レベル)ないと厳しい。
(大学レベル以上の内容を学んできた人たちにとっては、逆に物足りないだろう)

科学史において実験結果→結論という流れが本来の流れだが、今の日本の教科書の流れはこれとは逆である。
つまり、わかっていること(結論)から入り、実験はそれを裏付けるかのように後付されている。
結論ありきで学問や物事を見てしまいがちな私たちにとって、考える・追究することの大切さを思い出させてくれる。

この本を読むと、科学史の面白さと偉大な先達たちの考察の深さに魅了される。
改めて、科学は面白いと感じた。



科学的知識や偉大な研究者たちの生き生きとした姿、生物に関するさまざまな概念的な表現はもちろんのこと、筆者自身のエピソードや生命に対する姿勢(捉え方、感動や畏敬の念)も非常に魅力的だ。
生物の奥深さと面白さを改めて感じた。



以下備忘録。
印象に残った言葉→「人間の眼は見えるものにとらわれてしまい、その明るく透明な背景に想像力が届くことはない」(p31)、純度のジレンマ、動的平衡











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テーマ : 読書メモ
ジャンル : 本・雑誌

tag : 講談社 生物と無生物のあいだ 福岡伸一 生物 科学

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映(えい)

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    心を揺さぶる本、価値観を変えてくれる本、爽やかさとともに苦さや切なさを感じさせる本、表現が美しい本、静かな感動を起こしてくれる本、心の奥深くに沁みる本、重さの中にも透徹した雰囲気を持つ本、知的好奇心をくすぐってくれる本、が好きです。


    おもしろそうなのがあったので始めてみた→コトノハ



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